前回、「自殺したいと思ってる方へ海外逃避の提案」というトピックを書いたんだけどその補足です。
(→  「 死にたいと思ってる方へ海外逃避の提案」 を読んでください)

私たちは拘束されてるわけでもないし、パスポートがあれば明日にでも国外に行けます。

日本はパスポートが世界でもトップクラスに強い国で、ビザなしで行ける国が173カ国もあるそうです。

一方でビザなしで渡航できる国が少ない、弱いパスポートの国もあります。
それに隣の北朝鮮は国の政策で、国民は国外に自由に旅行はできないですよね。

「日本はパスポートが強くていいなあ。そんなに強いパスポートがあれば自分ならどこにでも行くのに」と私はほかの国の人から何度も言われたことがあります。

パスポートが強いと自由だし開放感があります。

パスポートが弱い国や、ましてや国の制度や非常事態で国外に出られない人たちはすごい閉塞感があると思います。

だから会社に行きたくなくて死にたいほどつらいひとは、パスポートと辞表を自宅の机にしまっておけば、たとえ使うことがなくても多少気が楽になるかもしれません。お守りとして。

別に海外に行かなくてもいいんだけど、日本の社会の中で「もう生きていけない」と絶望してる人にとっては、違う場所にいって違う価値観を見た方がわかりやすいかなと思います。
国外に出れば、日本の社会価値観だけが絶対ではないことに気づきやすいでしょうから。

日本は自殺率が非常に高い国ですが、ほんとは自殺なのに事故死や変死扱いされた人もいるので実際はもっと多いんじゃないかともいわれています。

断崖絶壁に追い詰められて逃げ場がなければ落ちるしかないけど、あらかじめ逃げ道を用意しておけばいざとなったときにその逃げ道を使って退避することもできるかもしれないですよね。

自殺は自分を殺すこと。
死んじゃいたいと思うことは、自分を殺す危険があるということ。

自分のこころと命を守るためには「危険から避難する」ことは大事だと思います。

スペインの植民地時代の中南米には奴隷にされて強制労働させられていた人たちがたくさんいました。
でも現代の日本には奴隷制度はないから、私たちは拘束されてるわけじゃありません。

国の法律で拘束されてるわけでも、奴隷として拘束されてるわけでもない。

じゃなぜ?

もしかしたら、ここから動けないという精神的な縛りに苦しんでるのかもしれません。

「日本人は勤勉だ」と自分で言う日本人が多いですよね。

けどほんとに日本人は勤勉な人種なのか?

もしや「勤勉」だと国に思い込まされてるのかも。
勤勉は国益や会社の利益になりますからね。

寝させないようにする拷問方法もあるように、人間は睡眠を削られるとだんだん思考できなくなってくることもあります。

過重労働とパワハラで自殺した電通のまつりさんが、「1日20時間とか会社にいるともはや何のために生きてるのか分からなくなって笑けてくるな」 と書いてましたが。

私たちは睡眠時間を削られて受験勉強させられ、睡眠時間を削られて働かされていて毎日に忙殺されています。

中南米の人たちはルーズでなまけもので明るくノーテンキというイメージが強いでしょうが、私はそうでもないと思いました。
そういう人もいるけど、特に大都市の人は5時とかにおきて仕事や学校に行ってるし、貧富の差がでかいので金持ちから搾取されて生活が苦しい人もたくさんいます。

中南米人は朝から晩まで勉強したり働いてて「勤勉」だなと感心したんですが、日系人など日本について講演してる人たちに 日本人は死ぬほど働いてるからあれだけ国が発展したのだ、中南米も日本人のようにがんばらないと発展できない、と中南米人に説いてるそうです。
また、中南米の政府や会社も、日本人みたいに勤勉になれ、がんばれとハッパかけてるそう。

日本は過労死してる人もいるので日本のマネをしないほうがいいと思うんですけどね。

中南米人の生活も楽なわけではないけど、中南米の各国は世界でトップに自殺率が低いです。

そして、コロンビアは世界でもっとも幸福感が高い国民なんだそうです。
「自分を幸せだと思うか」という質問の答えにイエスという人が高い率の国際データで、中南米各国がこの幸福感が高い国が多いです。

なんでコロンビア人がそこまで幸福感が高いのか私にはわかんないんですけどね。
(→  「 幸福感が高い国 コロンビア」 を読んでください)
コロンビア人にきいたら家族や恋人や友人との関係が非常に密接で、愛でいっぱいだからだろうといってました。地域コミュニティや、市民同士もあたたかいし。
それに週末に爆音でフィエスタやって踊って歌って平日のストレスをふき飛ばすところもあります。

中南米ではどんなに辛い状況にあっても自殺という選択はしない人がほとんど、ということは確かです。

いま独裁政権で国が破綻して飢餓状態になったベネズエラだって自殺する人がほぼいないし、死にたいという人もいないとベネズエラに住んでいる日本人が言ってました。

日本は自殺率が高いという話をきくと、「どうして?」と中南米人は大ショック受けます。

「日本はハラキリの文化だから精神が違うんだろう」
というので、ハラキリとは違うことをまた説明しなきゃいけなくて大変なんだけど。

けど日本に住んでる中南米人は日本に住んでるからもっと日本人の状況を理解できるみたい。

私たちは拘束されてるわけではないから、死にたいほどつらいんだったら、そのつらい状況や場所から逃げることもできるんです。

日本は安全で海外は危険だという人が多いですよね。

私が中南米にいたというと、「なぜ中南米なんて危険な国に行くのか、安全な日本にいればいいのに」と言う人もいます。
私がいたコロンビアのカリは私がいた時は世界殺人率で10位でした。
でも日本みたいに「イライラしたので人を殺したくなった。誰でもよかった」というような殺人事件は中南米ではなかったです。

強盗やひったくりなどは中南米は多いけど、治安のいいところに滞在したり無線タクシーを使うなどすれば身を守れます。

一方、日本の「誰でもよかった」殺人事件は予想不可能なので身を守れない。
さらに、自分が自分を殺す(=自殺)という危険性が高い。

どっちが危険なんだろう…??

世界殺人率が去年第1位の南米ベネズエラは「殺人が21分に1人なのでベネズエラすげーなと思ってたら、日本の自殺は16分に1人だった」とネットに書いてる人いましたが。
人を殺すのと、自分を殺すのと。。。

バブル崩壊以降に育った世代は、上の世代から いい大学にいっていいとこに就職すれば一生幸せになれるぞ といわれても懐疑心を抱いてる人が多いと思います。

古い価値観でまだがんばろうと思ってる人たちは上の世代には多いです(例:トランプ大統領)。

でもそんなに長く続かないと私は思いますよ。
いま世界が混乱してますよね。
どう考えても20世紀の価値観でこれからもずっとやっていくのはもう無理があるからです。

だからこれは日本だけの問題じゃない。

この社会の中で疲れて、心がボロボロになっててなんのための人生なんだろう、と思ってる人のほうがほんとうは正常に身体が反応してるのかもしれません。

だから、まわりの社会価値観に心を焼かれて身まで焼かれないように壁をつくっておく、こころの避難所をつくっておこう。。。。

と私は思って生きてるんですけど。

このトピックに関連したブログ内の過去記事は:

「 死にたいと思ってる方へ海外逃避の提案」
「電車がとまって考えたこと 」
「ストレスってなに?」 」
「 幸福感が高い国 コロンビア」
「 コロンビアは世界一幸福感が高い国?」

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