いま今年のミスコロンビアを決めるコンテストがコロンビアで開催されています。
テレビで中継されるほどの行事です。

コロンビアには各県のミスがいます。
その各県代表からミスコロンビアが選ばれるんです。
ミスコロンビアになれば、ミスユニバースにいけます。

まだ今年のミスコロンビアが決定していないのでそれはまた別の機会にお伝えするとして、去年のミスコロンビアの話をしたいと思います。

2016年のミスコロンビアは今年の1月末にあったミスユニバース大会で3位になりました。
Andrea Tovarという人です。

でも彼女は去年ミスコロンビアに選ばれたときからバッシングの嵐にさらされてきました。
ミスユニバースではだいたいどこの国でも自分の国の代表を応援するものですが、コロンビアでは彼女の応援よりは批判する声が多かったんです。
ミスユニバース大会の直前に、ミスコロンビアはミスユニバースで今年も優勝できるかとコロンビア人にネットアンケートをとってましたが、8割のコロンビア人が彼女では勝てないと答えていたのにびっくり。
去年や一昨年はコロンビア人はみんなコロンビア代表を応援してたのにぜんぜん違う。

次は彼女のミスユニバースでのアピールビデオ

日本ではよくミス日本が選出されるとネットで批判とかされるから不思議じゃないかもしれませんが、中南米では女性をリスペクトする文化なのであんまり女性に対してあからさまな外見批判とかって普通しないんですけどね。

彼女がなぜそこまでバッシングされるかというと、コロンビアの報道やネットの記事やSNSなどいろいろ読んでみたところによると、彼女が黒人でありチョコ県の出身だということが一番大きいみたいです。
なかにはミスユニバースになれるほどの美貌じゃないとかぶさいくとかしゃべるとばかっぽいとかもいわれてました。

たとえばコロンビア国内の報道などを見せると

http://noticias.caracoltv.com/entretenimiento/andrea-tovar-una-reina-que-supero-las-dificultades

http://www.eltiempo.com/elenco/la-miss-colombia-andrea-tovar-habla-sobre-su-participacion-en-el-reinado/16439641

などなど。

ミスユニバースにおけるコロンビア代表は、

2014年はミスユニバース優勝

2015年は準優勝

2016年は3位

1位 → 2位 → 3位。
Andrea Tovarが3位だったのはすごいと思うんですが、国内では毎年順位が下がってるといわれてました。

コロンビアがミスユニバースになったときは「コロンビア女性はやっぱ世界一きれい」とコロンビア人が大喜びしてました。

去年のミスユニバースでは、「ミスユニバースは・・・・ コロンビア!」と司会者が叫んで、コロンビア代表に冠が被せられて大歓喜してたところに、「すみません、読み間違えました、ミスユニバースはフィリピンで、コロンビアは準ミスでした」とアナウンスが。
司会者が読み間違えて、優勝と準ミスを間違えたんです。
コロンビア代表は大泣きしてしまい、コロンビア国民はフィリピンにミスユニバースを盗まれたと大騒ぎしてました。

だから今年こそは勝ってリベンジすると意気込んでた。

そこへ今年はAndrea Tovarが代表になったので、Andrea Tovarなんかじゃミスユニバースで優勝できないと思った人が多いという感じでしょう。

ちなみに先日ハリウッドのアカデミー賞で作品賞を取り違えた事件ありましたが、そのニュースはこの去年のミスユニバースの優勝間違え事件の再来だとしてネットで大騒ぎしてるコロンビア人が多かったです。
アカデミーとミスユニバースの写真を並べて、アカデミーのプレゼンテーターはミスユニバースの司会者と同類とか書かれてましたよ。
そのくらい、コロンビア人たちはしつこく根に持ってたわけですね 笑。

もう私達日本人にはなんでそこまでミスコンに命かけるのかわからないですよね。。。苦笑

コロンビアは差別がない国に思えるかもしれませんが、実際は差別あります。

中南米概して、だいたい政治家やお金持ちや階級が高い人たちには白人が多く、貧困層はインディオ系とか黒人が多い傾向があります。
ときどき白人じゃない人(原住民系とか)が大統領になると大ニュースになるほどです。

コロンビアは地域によって黒人が多いところと少ないところがあります。
第二の都市メデジンは白人率が高いエリアです。
首都ボゴタもわりと白人系が多いです。
でも第三の都市カリはモレノ(褐色)と黒人が多いです。

コロンビアで一番黒人率が高いのがチョコ県。
チョコってチョコレートじゃなくてチョコ(Choco)っていう名前の地域があるんです。
チョコは黒人率が非常に高いし、コロンビアで最貧の県です。
コロンビアの経済においてチョコが足をひっぱってるということで、昔コロンビアの政治家が「チョコがなくなればいいのに」というようなことを失言して大問題になったという話をきいたことがあります。

私はチョコに行ったことがないけど、チョコのストリートダンスに今はまってるんでよくyou tubeのチョコのダンスのビデオ見てます。
チョコの一般人があげてる動画を見てると、道路が舗装されてなくて土だったり、粗末な作りの家が多いような気もします。
チョコの人たちダンスがうまくて、ダンスに興味があるし一回いつか行ってみたいところです。

話を元に戻すとミスコロンビアのAndrea Tovarがチョコ県出身の黒人だっていうところが気に食わない人たちがいるみたいなんですよ。

あとこれはネットでちょっと見たうわさなので信憑性が非常に低いと思うんですが、andreaが肌を白くするなんかをしたんじゃないかという噂。
それじゃマイケル・ジャクソンじゃん。
マイケルだってどうして白くなったのか謎っていわれてたけど、そんなことほんとにできるの?
Andreaは同じときにとっても写真によって肌の色が違って見えるんで、写真の色合いの修正や露出の違いじゃないのかな。
コロンビアがいくら美容整形では世界トップクラスといっても肌の色を変えるのは難しいと思うんですけどね。

特にミスユニバースに出てる各国の代表にはすでにプロモデルやってる人が多いし、整形してる人もいるからね。
背さえ高ければ顔は整形でなおせばいいという国もあるらしいし。

中南米はミスコンが好きな国が多くて、ミスユニバース勝利最多国の一つのベネズエラなんてミスユニバース養成学校まで持ってるほど。
コロンビアもミスコン大好きです。
ミスユニバースは国中の人たちがテレビで中継見てます。
中南米はどこの国でもセクシー美女大好きですね 笑。

日本はそこまでミスコンが注目されてないし私もそんなにミスコン興味ないから、日本がミスユニバースで優勝したときも中南米人から言われて初めて知ったほどです。

コロンビアは美人が多い国として世界的に有名です。
コロンビア美女めあての外国人観光客も結構いるほどです。

私がコロンビアにいて思ったのは、コロンビア人は日中はそんなに化粧しないので昼間はナチュラル系が多い。
けど週末や夜お出かけになるとモリモリに盛る。
週末のクラブに行くと、セクシー美女がたくさんいます。
こういうセクシー美女のなかにはビジネスとしてエスコートサービスとかやってる人もいるから整形してる人もいるそうです(ただし日本と違って目じゃなくて、鼻とかヒップなどの体が多いみたい)。
コロンビアは美容整形手術では世界トップクラスの技術を誇るので、アメリカなどからも施術に来るくらい。
けど日中に見てきれいな人はやっぱナチュラルにきれいな人のような気がします。

コロンビア人は背が高いほうではないので、背の問題さえクリアできればミスコンに出られる人はもっと多いと思う。ミスコンは180cm近くないと出られないので。
普通の人とミスコンの人の一番の差は背でしょう。

コロンビアではメデジン市が一番美男美女が多いといわれてるんですが、私は美男美女が多いというより白人が多いような気がします。
メキシコもグアダラハラが美男美女が多いといわれるが、グアダラハラも白人率が高かったです。
やっぱ白人が多い地域のほうが美男美女が多いといわれてるような気がします。

私がコロンビアにいて思ったのはコロンビアには人種差別があるということ。

ホームレスで路上で生活してる人のことをコロンビアでは俗語でgaminっていうんですが、gaminは見下した言葉なので丁寧な言葉としてインディヘナといったほうがいい、とコロンビアで言われた記憶があります。
けどあとでよく考えたら、インディヘナってインディオ系のことですよね。
まだ調べてないからわかりませんが、もしかしてインディヘナと言うほうが差別になるんじゃと思ってるんですが、どうですか?
なので私は路上や通りで生活してる人とスペイン語で言ってますが。

私がいたカリ市はモレノ(褐色)や黒人が多いので、私はどの人が白人でどの人がモレノで黒人かいちいち考えてなかったんですが。

カリでは高級住宅街に行けば白人が多く、貧困層が住む地域になると黒人ばかりでした。
高級住宅街で黒人の友達としゃべってたら、友達だけ警察から職務質問を受けました。
私だって日本人なのになぜ私にはIDカードの提示求めないのかときいたら、やっぱ黒人のほうが警察に目をつけられやすいんだそうです。

コロンビアでもボゴタやメデジンは大都会なのでそういうのなかったけど、カリとかにいるとチーノ、チーナといわれることがあります。
チーノやチーナは中国人という意味で、アジア系を指す言葉なんですが、チーナといわれたことがときどきあります。
カリは外国人があんまり多くないので、じろじろあからさまに見る人もいます。
カリ近郊に数千人日系人いるけど、それでもいわれるからね。
私はカリでひどいアジア人差別を受けたことが2回ほどあるんですよ。
中南米のチーナ攻撃に慣れてる私でも、思い出したくないほどひどい経験でした。

とはいえ、普通の観光客にはそんなあからさまな差別はないでしょう。
私はもっと現地に関わりがあったからだと思います。

ボゴタやメデジンは都会でもっと国際的なので、そういうことがなくてほっとしました。
カリは第三の都市といえども地方で田舎者っぽいから世界を知らない人が多いのかもしれません。

それでもコロンビアはまだ黒人が多い国なので、黒人が少ない中南米よりは黒人差別は少ないような気もします。

コロンビアが黒人が多い理由は、何百年も前にスペインに占領されたときに、コロンビアの港があったカルタヘナがスペインの奴隷市場にされたからです。
アフリカから奴隷をここに連れてきて市場でせりにかけて、中南米全域に送ったんです。

Andreaはミスコロンビアなのに人種差別を受けて、コロンビア国内で人種差別についてインタビューされたときに、
「人種や性別や貧富の差という違いはあっても差別するのではなくて、受け入れていくのが民主主義社会だと思う」と立派に答えてました。

ミスユニバースの決勝では、ミスコロンビアはかわいいと日本人にも好評だったんですけどね。

だから彼女が3位に入賞してよかったと思いました。

今年のミスコロンビアがもうすぐ選出されるのですが、どういう結果になるでしょうね。

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