本日プエルトリコが財政破綻から破産申請をするというニュースが日本で報じられました。

でも破産の件よりは
「プエルトリコってどこ?」「プエルトリコって国じゃなくて米領だったんだ」などというコメントが多かったですね 苦笑。

日本では野球が好きな人がWBCで知ってるくらいかな。

プエルトリコはかつてはタイノ族という原住民が住む国でしたが、他の中南米の多くの国と同じようにスペインの植民地にされ、スペインから独立できたと思ったら今度はアメリカに占領されて1898年にアメリカ領土になってしまいました。
今はアメリカの自治領です。

カリブの島で、地図ではアメリカのマイアミに近いのがキューバ、その隣がハイチとドミニカ共和国、そしてその隣がプエルトリコです。

puertorico map

スペイン語でPuerto が英語のport (港 ) 、Ricoが英語でいうとRich (豊かな)だから、英訳すると rich port。
豊かな港。

ちなみに私が今まで行ったラテンアメリカで一番美人がいたのがプエルトリコ。
私はコロンビアにいたんですが、コロンビアは美人国と有名だけど、女の私でもハッとする美人はプエルトリコ人でした。

キューバとは青と赤の色の配色が違いますが国旗がとても似ています。

pr bandela

キューバとは近くて文化なども共通したものが多いので、キューバ人とプエルトリコ人は親近感を持ってる人が多いし、兄弟国みたいな感じかな!?

けれどプエルトリコは米領、キューバは共産圏になり。
キューバとアメリカが国交が以前なかったので、プエルトリコとキューバは直行便がありませんでした。

プエルトリコはアメリカの憲法や法律の下にあります。
私がプエルトリコに行った時は、サンファン空港に「Welcome to USA」と書いてあり、アメリカのESTA(visa)が必要でした。
プエルトリコに留学しようと思えば、アメリカの学生ビザが必要になります。

通貨は米ドル。米ドルが使えるしATMでドルが引き出せるのは便利でした。
市内はアメリカ車がたくさん走り、アメリカ資本のチェーン店やホテルが並んでいます。

私は南米からプエルトリコに行ったので、プエルトリコに行ったらわーアメリカみたいと思いました。
アメリカのお店があんなに並んでいて、アメリカのブランドが安く買えるなんて中南米ではないです。プエルトリコでは米製のコスメなどを買い込みましたよ。

そしてプエルトリコにはアメリカ本土からの観光客がたくさん来ています。
私が泊まってたホテルはアメリカのチェーンのシティホテルだったので、アメリカ人だらけでした。
バーにもプールにもカジノにもアメリカ人がたくさんいて英語でしゃべりまくってました。

プエルトリコはサルサの国なのでサルサ踊りに行ってもアメリカ人ばっかり。

プエルトリコはスペイン語圏なんですが、公用語はスペイン語と英語です。
何年か前にアメリカがプエルトリコの公的な文書や教育などを全部英語にすると言ったんです。
プエルトリコ人の友達が、プエルトリコ人の9割はスペイン語しか話せないから、手続きなども全部英語にしたら読めない人がたくさんいるから混乱するから無理と言ってました。
結局全部を英語にするというのはまだできてないようです。

でもアメリカ人の観光客はどこでも英語オンリーでしゃべりまくってました。
プエルトリコのレストランでアメリカ人観光客が店員さんに英語でどなってたので、私がスペイン語で店員さんにしゃべったら「あら、スペイン語話せるの」ってほっとしてました。「英語も話せるけどここはスペイン語圏だからスペイン語で話してます」って私が言ったら、「やっぱそうですよねー」って店員さんたちが笑顔に。
私はホテルのレセプションなど英語で話してくる人には英語で、スペイン語の方がいい人にはスペイン語で話してました。

日本に駐留してる米軍にも(もしくは空母の乗組員)プエルトリコ人が結構多いですよ。

プエルトリコはアメリカ領でアメリカにコントロールされてるんだけど、なにかあった時にアメリカが守ってくれるわけではないそうです。
プエルトリコはアメリカの州になるか投票したことがあります。アメリカはプエルトリコを州にしたくないようです。
プエルトリコが財政破綻したのはもう何年も前なんだけど、アメリカが助けてくれないまま何年もたって今回の破産申請に至りました。
これから財政をどうするか協議して対処していかなければなりません。

今日プエルトリコ在住のプエルトリコ人の友達にきいたところでは、アメリカは今回も助けてくれないようです。
その理由は、冷戦が終わって、共産圏のキューバとも国交回復した今、アメリカにとってはプエルトリコの重要性が薄れたのであまり戦略的な価値をプエルトリコに見出せないからだと友達が言ってました。

まだアメリカと国交回復する前にキューバに行った時に、キューバ人としゃべったらキューバ人には「アメリカと国交回復して生活が便利になってほしいけど、プエルトリコみたいにアメリカ領にされるんじゃないかというのが心配」と言う人もいました。
やっぱりその心配はあるよなーと思いました。

私はプエルトリコ大好きなんです。
だからプエルトリコに行ったんだけど。
その後もプエルトリコに長期滞在したいってずっと思ってるんだけど、アメリカビザが面倒でなかなか実現できず。
ビザがアメリカだからアメリカ大使館に行って手続きしないといけないっていう。

いつもアメリカにふりまわされているプエルトリコです。

プエルトリコ人にはアメリカに住んでる人も多いんだけど、アメリカに移住して米国籍や米市民になっても、自分はプエルトリコ人(ボリクア)だとはっきり表明する人が多いですね。

ラテンの音楽界やダンス界ではプエルトリコはとっても重要な国です。

サルサは、アメリカのNYに住んでるプエルトリコ系の人達が中心になってつくられた音楽だし。

サルサの有名な歌手にはプエルトリコ人がとっても多い。

それにプエルトリコはレゲトン大国でもあります。
レゲトンの有名歌手の大半がプエルトリコ人です。

それからラテン系のポップス歌手とか俳優などアーティストが多いですよ。

たとえば

サルサ界は

Hector Lavoe、
マーク・アンソニー、
El Gran Combo,
Frankie Ruiz,
Andy Montañez,
Victor Manuelle,
Jerry Rivera,
N'Klabe,
Tito Nieves,
Willie Rosario,
Bobby Valentine,
Eddie Parmieri ,
Lebron Brothers、
Sonora Ponceña、

などなど。。。。
プエルトリコのサルサの歌手を書いてたらここが埋まってしまうほどたくさんいます。

レゲトン歌手は

Daddy Yankee,
Don Omar,
Wisin y Yandel,
Nicky Jam,
Farruko,
Arcangel,
De La Ghetto,
Ñengo Flow,
Bad Bunny,
Plan B,
Zion y Lenoxx,
Tito el Bambino

などなどたくさん

ポップスなど他のジャンルの歌手では

リッキー・マーティン、
ジェニファー・ロペス、
Luis Fonsi,

ハウス系では Masters At Work / Nuyorican Soul

それにみなさんは驚くかもしれませんが、米ポップスの「Uptown Funk」で大人気になったBruno Marsもプエルトリコ系なんです。

プエルトリコ人のことをボリクア(boricua)っていうんだけど、ボリクア同士でfeaturingして曲をリリースすることもあります。

たとえば今世界で爆発的人気の「Despacito」は、プエルトリコ人のLuis Fonsi とDaddy Yankeeの曲で、ミュージックビデオはプエルトリコで撮影されミスプエルトリコが出演しています。

プエルトリコへの愛を歌った曲。

「プエルトリコ」。
サルサの大御所(もう亡くなってるが)の Frankie Ruiz の曲で、のちに Jerry Riveraもオマージュで歌ってます。

この曲の歌詞を見れば、アメリカに住んでようがどこの国にいようが、プエルトリコ人が自分を「ボリクア(プエルトリコ人)」というのがわかる曲なんですよ。

「 Puerto Rico」 Frankie Ruiz

このビデオにはプエルトリコの風景写真がたくさん出てますね。

この歌詞がプエルトリコ愛に満ちあふれているので歌詞を和訳したいと思います。(スペイン語 → 日本語)

歌詞の和訳は別のブログに移動しました。
こちらをクリックしてください

http://diafeliz.jugem.jp/?eid=51

これを歌ってるフランキー・ルイスはサルサ界のレジェンドです。
彼はアメリカ生まれのプエルトリコ系2世。

1998年にアメリカで病死しましたが、彼の棺にはプエルトリコの旗がかけられ、NYでファンにお別れをしたあとにプエルトリコに飛行機で運んでプエルトリコでも葬儀をしたそうです。
家族はアメリカ在住なのでお墓は彼が生まれたアメリカのニュージャージーです。

この曲を聴くとなんかじーんと胸があつくなるんですよね。

死ぬまで僕はボリクアだっていうところが特に。

プエルトリコはラテンアメリカの国で固有の文化があったのに、アメリカ領になってしまった。何百年もずーっと植民地状態。
でもプエルトリコ人やプエルトリコ系の人達はボリクアの誇りを持っていて、いつも心の中にプエルトリコがあるのです。

2009年に流行ったこのレゲトンの曲もプエルトリコ人のレゲトンシンガーがたくさん出てます。

「Llegamos a la Disco」 
Daddy Yankee ft. Baby Rasta & Gringo, Arcangel, Ñengo Flow, Kendo Kaponi, De la Ghetto, Alex Kyza y Farruko 

プエルトリコ系が多いアメリカでは6月にNYでプエルトリカンパレードが開催され、こうしたプエルトリコ系のスター達がパレードカーに乗って歌を歌います。

マーク・アンソニーとかジェニファー・ロペスとかダディ・ヤンキーやドン・オマールとか。。

プエルトリコ人はプエルトリコ愛が強く、どこの国の人ってきくとプエルトリコ人っていう人が多いですね。

だからこうしたプエルトリコ系(プエルトリコ人)のライブやCDをきいてると、「ボリークアー」と叫んでるのがよくきこえます。
ボリクア=プエルトリコ人。

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