レゲトンのMalumaと Farinaが一緒に歌った曲「Asi Asi」が去年(2019年)の11月末にリリースされました。そのスペイン語の歌詞を和訳し曲の解説します。

 

「Asi Asi」Farina, Maluma

 

 

MalumaもFarinaもコロンビア人のレゲトン歌手。同じコロンビアの第二の都市メデジン市出身です。

ちなみに世界的なレゲトン歌手のJ BalvinやKarol Gもメデジン出身のレゲトン歌手。メデジンはコロンビアでレゲトンが盛んな地域です。

 

Malumaはレゲトン歌手には珍しくイケメンで(レゲトン歌手はごつくてこわもてのルックスの人が多い)、女性のファンが非常に多くコンサートは女性客が大半だし、世界的にいま大人気です。全米ヒットチャートの年間ランクにも入ってるし、マドンナなどアメリカの有名歌手からもオファーが来て一緒に曲リリースしてます。

Farinaは女性がわずかな男社会のレゲトン界の中で女性のレゲトン歌手としてトップに立つ女性レゲトン歌手。すぐれた歌唱力で、レゲトンだけではなくヒップホップやレゲエなども歌います。

 

FARINAは実力派のレゲトン歌手だし、前は強い女の曲が多かったのに、なぜ急にこんなにセミヌードになってエッチなビデオを曲出したんだろうかとびっくりしました。MALUMAのせい? 

FARINAは歌唱力がすごい優れたラッパーだから、女性のセクシーさを前面に押し出さなくても大丈夫だと思ってたんで。

 

この曲のビデオを最初に見た時は驚きました。一瞬FARINAは上半身裸かと思ったので。レゲトンのビデオは昔はエッチなのが多かったんですが、それでも今までで一番露出度が高いビデオだと思います。

Malumaとのからみが多いビデオかなりエッチだし、歌詞もエッチ。歌詞訳して解説していいのかわかりませんがとりあえず和訳します。英語の訳がネットに出ていましたが、スペイン語のニュアンスがあまり伝わってない感じがあったので。英訳よりもずっとエッチです。セクシーというよりエッチな感じ。ってかエッチの歌。

 

Farinaのインタビューによると、Farinaが2005年にコロンビアのTVに出た後に、ギョーカイにいたMalumaの伯母さんからインタビューを受けた事があるそうです。Malumaとはコロンビアのメデジン市の同じ地区の出身で向こうの家族も知ってた。でもレゲトン歌手としてはFarinaの方がデビューは先だけどMalumaの方が早く世界でスターになってしまった。彼女はMalumaからオファーが来てすごい喜んだそうです。今回のこの「ASI ASI」の歌もMalumaとの関係がよくて気もあってビデオも歌もスムーズに進みうまくいった、とのことでした。

 

MALUMAは「Cuatro Babys」などで女性を性的奴隷として扱ってるとスペイン語圏で放送禁止になったり、Malumaはマチスタ(男尊女卑)だとしてスペインでコンサートのボイコット運動とかおきたんで、またMalumaがFARINAを性的な対象としてエッチなことさせたのか、とこのビデオ最初に見た時は思ったんですが。FARINAのインタビュー見たら、メデジンの同じバリオ(地区)出身だし前から知っててそういう風にうまくコラボしたのかとわかって理解できました。それならこの曲もいいなと思います。

 

 

歌詞の和訳

 

じゃスペイン語の歌詞を和訳して、解説します。

和訳はこのブログじゃなくてもう一つの歌詞和訳をまとめたサイトの方にUPするので下記をクリックしてください。

http://diafeliz.jugem.jp/?eid=80

 

 

ビデオを見ながら見てるとだいたい歌詞がわかると思いますが、ざっと解説すると。

 

 

Asi というのは「そのように」です。

Sigueは続けてなんで、「そういうふうに続けて、そうそう」という意味なんだけど、エッチな動きで ”あっそういう風にやって、そうそうそれそれ、そのまま続けて”、ということです。

 

Gataはメス猫なんだけど、スペイン語のスラングやレゲトンなどではよく女性、特にセクシーな女性に使います。日本でも女の子に「子猫ちゃん」とか使う場合ありますよね。

 

bandejaなんだけど、bandejaはこの二人はメデジン出身なんで多分コロンビアのメデジンの名物料理のバンデハ・デ・パイサだろうと思いました。バンデハ・デ・パイサはコロンビアの庶民的な食べ物をいろいろご飯の上にのっけた料理です。

 

次のサーロインステーキっていうのは、ステーキを食べたいわけではなくて、その男性の身体の事ですよね。

ドーナツは女性の胸です。

身体をバウンドさせてるというのは体操でトランポリンのバウンドじゃなくて、エッチな動きで身体をバウンドさせてるところです。

ロリポップキャンディはぺろぺろキャンディですけど、これもよく性的な表現として、セクシーな女性がロリポップキャンディなめたりくわえたりするシーンがレゲトンなどでは出てきます。英語圏などでも同じ表現ありますよね。

vienesは、多分エッチでイッたという意味だと思います。ピストルは銃の事じゃなくて男性のあれですね。男性が「硬くなってる」とか言ってるのもそれです。

CARNEは肉という意味でスペイン語圏では牛肉のことをさすけど、この場合のCARNEは肉体です。女の肉体は好きだけど、です。

PERROはオス犬です。雌犬はPERRA。でもスペイン語のスラングではPERRAは尻軽女とかビッチとか売春婦とかにも使います。男に使ったら日本語でいうとヤリチンみたいな。

 

 

FARINAについて

 

レゲトンの女性歌手は古くはIvy QueenやNina Skyがいました。Farinaもレゲトンが世界で人気になった2005年にコロンビアのTVの歌のオーディション番組に出演し、それで認められてデビューした人。レゲトン界としては古参なんですね。まだ今33歳なのですごい若い時から活躍してたのに驚きました。

いまは世界で人気になったコロンビア人女性歌手のKarol Gだって女性というだけでメデジンでいくら売り込んでも相手にされず下積みが長かったため、Farinaが15年前からデビューしてたのには驚き。

 

FARINAってなんかエキゾチックな顔だし、ラップうまいし天性なものがあるなと思ったら、彼女の親族はコロンビアのフォルクローレ音楽の有名グループだそうです。だから音楽の才能があるんですね。また人種的にはペルー人とアラブ人の混血だそう。だからメデジン出身のコロンビア人にしてはエキゾチックな感じが強いのかも。ちなみにコロンビア人の有名歌手のシャキーラもアラブ人(レバノン人)の血が入っているので、ベリーダンスとかうまいです。

 

彼女のラップをきいてるとかなりカリブのジャマイカ系のレゲエの方が近いような気がします。なぜメデジン出身なのにカリブ系なのかなと思ったら、コロンビアにもカリブ海に面したカリブ地域があるんですよね。で、そのカリブ海側とコロンビアの沿岸部はアフロ系(黒人)が多いので、コロンビアは沿岸部はアフロ系の音楽やダンスの要素が強いんです。FARINAは音楽的にはそっちの要素が非常に強いとのこと。

なぜコロンビアの沿岸部に黒人が多いかというと、昔はコロンビアはスペインに占領されて沿岸にあるカルタヘナの港が、スペインとラテンアメリカを行き来する船の港であり、アフリカから黒人を連れて来て奴隷市場がおかれたところだったからです。

 

 

女性のレゲトン歌手というとよくネットのサイトでシャキーラとかBecky GやLeslie GraceやNatti Natashaなどがあげられますが、彼女達はレゲトンの歌手ではなくてポップスなどの歌手ですが、レゲトンが流行ってるからレゲトンの曲もリリースしたということ。

 

レゲトン歌手はラッパーなので、ラッパー専門の女性歌手でしかもラテンアメリカで生まれて育ったラテンアメリカベースの女性のレゲトン歌手は本当に珍しい。多分メジャーで売れてるのはFarinaとKarol G位かも。

Karol Gはどっちかいうとルックスやセクシーさで売ってる所もあるし、ライブだとかなり音が外れたりしてますが、Farinaの歌唱力はすごいです。ラッパーとしてはFARINAは段違いにうまい。

彼女はフリースタイルのラップがうまくて、アカペラで即興でラップするんだけどうまいんで、たとえばこのビデオ見て下さい。

 

 

 

 

私はFARINAは好きな歌手で、このブログでも何度か紹介しました。ラップもうまいし、それにかっこいい。ちなみにプライベートでサルサ踊ってる動画もあったけど、サルサの踊り方もセクシー。さすがコロンビアーナ。

 

 

他のFARINAの曲を紹介します。

プエルトリコの有名なレゲトン歌手のÑengo Flowと歌ったPUM PUM。

 

 

 

 

 

あとこれは私が大好きな曲でときどきかけます。ドミニカ系米人でバチャータなども歌うLESLIE GRACEとコラボしたレゲトンの曲。FARINAは2番目に歌いますが、ラップがうまいです。この曲は強い女性二人でかっこいい。

 

 

 

FARINAはおすすめの歌手なんでこれからも注目してみてください。

2020年の次の曲は私が一番好きなレゲトン歌手ARCANGELと一緒に曲リリースするそうです。ARCANGELが男性のレゲトン歌手で一番好きで、女性ではFARINAが一番好きなんで、その曲がリリースされるのが楽しみです。

 

 

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