今月リリースされたばかりのChescaとPITBULLの「Te Quiero Baby」。

「あれ、これ聴いた事があるメロディだ」と思った方もいるでしょう。

オリジナルは1967年代に「Can't Take My Eyes Off You」です。80年代にはディスコミュージックのバージョンの「君の瞳に恋してる」が日本でも大ヒット。今回はそれのレゲトンバージョンです。

 

「Te Quiero Baby (I Love You Baby) 」Cheska ft. Pitbull, Frankie Valli

 

 

 

リリース前からyoutubeのビュー数があがり、ビルボード全米ヒットチャートなどに入っています。

 

日本でも大人気のレゲトン歌手のピットブルとプエルトリコ人女性歌手のCHESCA。

ラテンのレゲトンバージョンになるとオリジナルと違って一挙にセクシーになりますね~。

私は結構この曲好きなので購入します。

たんにオリジナルをレゲトンバージョンにしただけじゃなくて、曲もビデオもレゲトンに変わってるし途中でラップが入りますよ。次から解説していきます。歌詞の和訳もあります。

 

 

 

 

オリジナルのバージョン

 

この曲のオリジナルは1967年にリリースされて年間ランクに入るほどヒットしたこの曲。

 

「Can't Take My  Eyes Off You」 Frankie Valli

 

 

スローテンポの曲。

 

 

 

でも私はこちらのバージョンの方がおなじみです。

1982年にリリースされたこちらのディスコミュージックバージョン。邦題は「君の瞳に恋してる」で80年代前半の日本のディスコでよくかかってました(マハラジャの時代より前。1982年~85年位で、サーファーディスコ時代)。

邦題は「君の瞳に恋してる」で日本でも日本語カバーを歌う歌手がいたりCMソングになったほどヒット。

 

「Can't Take My  Eyes Off You」 Boys Town Gang

 

80年代のディスコではI love you baby の サビにくるまえの間奏に ”パーラ、パーラ、パーラ、パッパッパッ” と合いの手をいれてました。

ここ5年ほどディスコがまたリバイバルしていて中年が多数東京のマハラジャなどのディスコの70年代から90年代の懐かしいディスコ曲イベントに集結してるので、そのかけ声で踊ってるのが見れます。

 

 

 

 

アーティスト

 

Chescaはプエルトリコ人の歌手。プエルトリコはキューバの隣のカリブの島でいまは米領。音楽一家に育ち、4歳から母親がディスコ音楽のダンスなどを教えたそうです。一番影響を受けたアーティストはマイケル・ジャクソンとジャネット・ジャクソンだそう。子供の時から父親のバンドでステージで歌いました。そしてなんと11歳の時にSONY MUSICからデビューの話がきました。ところがボート事故にあって負傷しケガと心の傷から立ち直るのに時間がかかった。アメリカに移住して今は米在住。最近レゲトン中心にヒット曲をどんどん出しています。

PITBULL(ピットブル)はキューバ系米人。日本にも2回来日公演していて(サマソニと単独のコンサート)、日本ではエロ番長と言われて人気。彼の曲はクラブでよくかかります。

ピットブルで流行ったのはたとえばこの曲。

 

2人が一緒に曲をリリースするのは2回目です。

 

 

 

 

曲の解説

 

曲の歌詞はスペイン語。タイトルはスペイン語と英語のミックス。

「Te Quiero Baby」のTe Quieroはスペイン語。意味は「君が好きだよ」です。「愛してる」はTe amoなのですが、Te quieroは恋人間でも使うし仲がよい友達同士でも使えます。

Babyは英語でベイビー。

そのあとの副題は英語で 「I Love You Baby」です。これはさっきのスペイン語のタイトルの英訳。オリジナルのタイトルとは違いますが、歌詞の一部です。

 

ミュージックビデオの冒頭に、女の子とお父さんが見てるTVの画面にオリジナルのFrankie Valliのビデオがでてきます。そのあとにFrankie Valliのオリジナルバージョンの歌がかかります。

お父さんが娘に「この曲はパパがママと知り合った時に有名だった曲なんだよ」と言い、プレゼントの箱を娘に渡します。その箱の中にはマイクロフォンが入ってという。

そのマイクが昔の形ですよね。そのマイクがChescaが歌うシーンで使ってます。

Chescaも子供の頃からお父さんのバンドでヴォーカルをしてステージに出ていたし、母親は古いディスコ曲のダンスを彼女に教えたので。子供の頃からの夢をかなえて歌手になってる自分の人生を重ねあわせてるのかもしれません。

Frankie Valliのオリジナルバージョンが1967年にリリースされたので設定が60年代なのか、Chescaのメイクとファッションが60年代風です。60年代そのものではないんだけど、ボディスーツのプリントが60年代風デザイン。そしてメイクもアイラインが太くて目じりをはねあげる60年代風。

けどボディスーツで露出が多いところも含めてあとはレゲトンですけど。

Pitbullは以前のエロ全開に比べたらかなりおとなしいですね。

 

やっぱラテンのレゲトンのバージョンになると一挙にセクシーになりますね。声もリズムもダンスもビデオも。

女性が歌ってるし、女性から男性に好きだと言ってる歌なので女の子が踊るレゲトンとしてはいい曲だと思います。

レゲトンは特に昔の曲は歌詞がエッチだったし、最近の曲でもエロい歌詞の曲もけっこうあるんですが。この曲はエロくない。女の子の恋愛の気持ちの歌。だから女性が安心して踊れる曲だと思います。

 

また、Chescaがスペイン語圏でインタビューに答えた内容がよかったです。スペイン語から和訳します。

「私はボート事故にあい命の危機から生き延びて負傷と心の傷からたちなおった忍耐の人生でした。私がいまこうやって歌手としてここにあるのはすべて女性達のためなんです。女性にすべての事は不可能ではなくて可能なのだということと、女性に ”期限” なんてないことを知ってもらうためにです。」

 

 

 

 

歌詞の和訳

 

歌詞はスペイン語で、一部は英語です。

スペイン語と英語の歌詞を両方とも和訳しますね。

歌詞はもうひとつのブログに掲載していますので、次のリンクをクリックしてください。

 

http://diafeliz.jugem.jp/?eid=81

 

 

歌詞の和訳の歌の意味からわかるように、これはロマンチックなレゲトンです。女性の側から男性に好きだといってます。

 

でもピットブルが歌う、男性から言う部分を見ると、ちょっと茶化したような言い方。

米のビルボードなどはこれは愛し合ってる男女の歌と紹介してたけど私はそう思わないんですよね。

女性は男性が好きで一緒にいたいんだけど、男性のほうは「焦るなよ、まだ本気か遊びかわからないんだし」という感じのような。

 

でも女性も Te quiero pa'mi って言ってるんですよね…。

pa' はpara のことで、英語だとfor (~のために)です。 para mi で for me (私のため)。

 

Te quiero はTe amo(I love you)よりは軽い。te quieroは好きな人や恋人のロマンチックな言葉でも使いますけど、友達同士でも使うので。

英語でいうとI really like you と I love youの違いかな。

タイトルにはI love you baby 書いてあるのでI love  youから「愛してる」と訳したほうがいいとは思いますが。スペイン語では Te quiero だし、歌詞みたらまだ愛してるという段階ではなさそうなので、「あなたを愛してる」ではなくて「あなたが大好き」という和訳にしました。日本人同士ではあまり「愛してる」は使わないし。

 

 

 

 

CHESCAとPITBULLのもう一つの曲

 

「Te Quiero Baby」のオリジナルは1967年の曲で、日本では80年代のディスコバージョンが人気だし、「Te Quiero Baby」はビデオが60年代風と上で話しました。

 

ピットブルとChescaは前にも一緒に曲をリリースしています。

それがこの

「Subelo (Further Up)」

 

 

 

この曲も聞いたことがあるな… と思う人いると思いますが、この90年代に流行った曲をサンプリングしています。

こちらの曲です。

1994年にジャマイカのダンスホールレゲエのIni Kamoze の「Here Comes The Hotstepper」です。90年代半ばに日本でも流行ってクラブでもかかってました。

 

ちなみにレゲトンのルーツの一つはジャマイカのダンスホールレゲエです。なので同じリディムもあります。

 

 

 

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