今世界的にすごい勢いで拡散しているパフォーマンスがあります。

南米のチリが発祥で、女性への暴力への抗議のパフォーマンス。

その名は「Un violador en tu camino」。

日本語にすると 「あなたの道をふさぐレイプ犯」。

ネットには日本語訳つきの動画をBBCがしてました。でもスペイン語の原語からだと私の解釈ではちょっと違うと思う所もあったので、自分の和訳と解釈を書くことにしました。

 

 

歌詞の和訳とよみがな

 

これがそのスペイン語(原語)のパフォーマンス。 スペイン語歌詞字幕つき

 

 

このスペイン語の歌詞を日本語に和訳しますね。

和訳は言語のスペイン語つきではもうひとつのブログにUPしました

http://diafeliz.jugem.jp/?eid=79

ですが、今回は世界的に広がってる抗議運動で各国語にどんどん翻訳されて歌われてるから、歌詞の和訳をUPしてもいいかなと思ったため、このブログにもUPします。

カッコ内でカタカナで書いてるのはスペイン語のよみがなです。歌いたい人のためによみがなもつけときました。歌うと元気でるんでぜひ歌ってみてください。

動画に字幕つけてもよかったんですが、文字数もあるし意味がわかりづらいと思ったので、歌詞の和訳と意味の解説にしました。

では歌詞の和訳とよみがなです。

 

 

 

 

"Un Violador en Tu Camino"

(ウン ヴィオラドール エン トゥ カミーノ)

「あなたの道をふさぐレイプ犯」

 

 

El patriarcado es un juez, que nos juzga por nacer

(エル パトロアルカード エス ウンフエス 

ケ ノス フスガ ポル ナセール)

男尊女卑の家長父制度の国では、私達女性は生まれたときからジャッジされる

 

 y nuestro castigo es la violencia que no ves.

(イ ヌエストロ カスティーゴ  

エスラ ヴィオレンシア ケノヴェス)

女として生まれた罰が、目に見えない暴力だ

 

El patriarcado es un juez, que nos juzga por nacer

y nuestro castigo es la violencia que ya ves.

(エル パトリアルカード エス ウン フエス

ケ ノス フエガ ポルナセール

イ ヌエストロ カスティーゴ 

エス ラ ヴィオレンシア ケ ヤ ヴェス)

男尊女卑の家長父制度の国では、私達女性は生まれたときからジャッジされる

女として生まれてきた罰が、みなの目に見える暴力だ

 

Es feminicidio

(エス フェミニシディオ)

女性殺人

 

Impunidad para el asesino

(インプニダッド パラ エル アセシーノ)

殺人者の無処罰

 

Es la desaparición

(エス ラ デサパリシオン)

女性の行方不明事件

 

Es la violación

(エス ラ ヴィオラシオン)

レイプ

このような女性に対する暴力だ。

 

Y la culpa no era mía, ni dónde estaba, ni cómo vestía Y la culpa no era mía, ni dónde estaba, ni cómo vestía

(イラ クルパ ノエラ ミア 

ニドンデ エスタバ

ニコモ ヴェスティア)

それは私のせいじゃない。

私がいた場所のせいでも

その時着ていた服装のせいじゃない

 

Y la culpa no era mía, ni dónde estaba, ni cómo vestía Y la culpa no era mía, ni dónde estaba, ni cómo vestía

それは私のせいじゃない。

私がいた場所のせいでも、服装のせいでもない

 

Y la culpa no era mía, ni dónde estaba, ni cómo vestía Y la culpa no era mía, ni dónde estaba, ni cómo vestía

それは私のせいじゃない。

私がいた場所のせいでも服装のせいでもない

 

Y la culpa no era mía, ni dónde estaba, ni cómo vestía Y la culpa no era mía, ni dónde estaba, ni cómo vestía

それは私のせいじゃない。

私がいた場所のせいでも服装のせいでもない

 

El violador eras tú

(エル ヴィオラドール エラス トゥ)

レイプ犯はおまえだった

 

 El violador eres tú

(エル ヴィオラドール エレス トゥ)

レイプ犯はおまえだ

 

 

Son los pacos

(ソン ロス パコス)

警察や

 

Los jueces

(ロス フエセス)

裁判官や

 

El estado

(エル エスタード)

国家や

 

El presidente

(エルプレジデンテ)

大統領が

私達を抑圧している

 

El estado opresor es un macho violador

(エル エスタード オプレソール エス ウン マッチョ ヴィオラドール)

抑圧する国家は男尊女卑のレイプ犯と同じ

 

El estado opresor es un macho violador

抑圧する国家は男尊女卑のレイプ犯と同じだ

 

 

El violador eras tú

(エル ヴィオラドール エラス トゥ)

レイプ犯はおまえだった

 

El violador eres tú

(エル ヴィオラドール エレス トゥ)

レイプ犯はおまえだ

 

 

Duerme tranquila niña inocente, sin preocuparte del bandolero, que por tus sueños dulce y sonriente vela tu amante carabinero.

(ドゥエルメ トランキーラ ニーニャ イノセンテ

シン プレオクパルテ デル バンドレーロ

ケ ポル トゥス スエニョス ドゥルセ イ ソンリエンテ ヴェラ トゥ アマンテ カラヴィネーロ)

無垢な少女よ静かにお眠り

盗賊に襲われる事を心配せずに

あなたを愛してくれる人に守られて笑って甘い夢を見ながら

 

 

El violador eres tú

(エル ヴィオラドール エレス トゥ)

レイプ犯はおまえだ

 

El violador eres tú

レイプ犯はおまえだ

 

El violador eres tú

レイプ犯はおまえだ

 

El violador eres tú

レイプ犯はおまえだ

 

 

 

歌詞の和訳は以上です。

 

 

歌詞の解釈

 

じゃこの歌詞の解釈です。

これは南米のチリが発祥と言いましたが、ラテンアメリカのスペイン語圏の多くはマチスモな社会です。マチスモというのは男尊女卑の意味。マチスタ(男尊女卑)の男性が依然としてまだまだ多いです。特に中高年世代に多い傾向。

 

なかでも特にマチスタが多いのがメキシコで、メキシコはDV事件(家庭内暴力)が非常に多い。夫や彼氏からのDV、または元夫や元彼氏にストーカーされての暴力や殺傷事件が多い。世界ランキングでもトップの方。

 

どこの国でも男尊女卑の社会で女性として生まれたら、生まれた時から女性としての重荷を背負っていかなければならない。女として生まれたばかりに差別されたりハラスメントや暴力を受けることもある。

男尊女卑の国では女性は、女として生まれたばかりに政府からも法律的にも社会でも家庭でも、また女性狙いの事件にあったり、ひどいめにあうことが多い、というのがその話が歌詞の冒頭の意味です。女に生まれたという罪で罰を受けるがごとくバイオレンスにあうと。

 

ラテンアメリカはいろんな国があるし国により差があり法律なども違うのでひとまとめにできないのですが。私が今まで行った国でもやはり国によって違います。DVや恋人間における殺人のニュースや家庭内での暴力はときどきききます。

でもラテンアメリカは第三者の女性にはレディファーストで女性をリスペクトしマナーがいい人が多いです。痴漢もなかったです。コロンビアなどではどんな満員の交通機関に乗っても痴漢にあったことないし。メキシコのメトロで一回痴漢にあったくらいです。でもたとえばクラブやバーで知らない女性の身体に触ったりするようなことはないです。もし痴漢したらセキュリティやまわりにぼこられて警察に突き出されるし。

 

 

歌詞ですが、その次のパートはFENIMICIDIOから始まってます。

女性を殺害する事件をFEMINICIDIOといいます。スペイン語で女性殺人事件という意味。女性殺人事件がラテンアメリカではメキシコをはじめとして高い国が多いです。女性が殺された殺人事件はスペイン語圏ではFEMINICIDIOがおきたとニュースにでます。

日本でもFEMINICIDIOは非常に多いと思うんだけど、女性殺人事件としてカウントしてないですよね。カウントしたらどの位の割合になるでしょうか?

 

歌詞にもFEMINICIDIOと言ってるのはその女性殺人事件の事です。

失踪事件というのは、ラテンアメリカでは女性を拉致や誘拐する事件も時々おきる国があるので。例えばメキシコでは治安の悪いところで女性の誘拐や拉致事件を時々ニュースで見ます。

次の歌詞の殺人犯の無懲罰は、犯行を犯した事が確実と思われる犯人が不起訴になったり、正当に処罰されない事があることへの怒り。

最後はレイプなどの性犯罪。

こういうことが、女性達が被害にあっているバイオレンスなのだ、といってます。

 

 

目に見ないものと見えるものがあるというのは、ニュースや統計にあがるものもあれば、被害者が沈黙して目に見えないものもたくさんあるということ。

実際の被害者はずっと多いけど、統計にあがっているのは氷山の一角でしょう。中南米も性暴力や暴力被害者のホットラインなどがサポート体制があり警察がすぐ動いてくれたり、性暴力被害の刑罰が非常に重い国が多いのですが。それでも沈黙してる人達もたくさんいます。特にDVや家庭内暴力や近親者からの性虐待については、なかなか外で言えない人が多い。性暴力も訴えずに沈黙してしまう人もいます。

 

日本は被害者の方がバッシングされたり警察が被害届出さないように説得したりするしサポート体制が整備されてないし性犯罪の法律も時代錯誤なので、実数が見えづらいといわれています。政府の調査だとレイプ被害者のなんと4%しか警察に行ってないのだそう。

 

 

じゃ次の歌詞にいきます。

レイプは被害者の私のせいじゃない、その時いた場所や服装に関係ない  というところ。

レイプなどの性犯罪にあった被害者はたいてい「自分の責任だろ」「露出度が高い服着てたからだろ」「クラブに踊りに行ったりするからだ」などと批判されます。日本だと警察にいくと警察から「スカートはいてたからだろ」「メイクしてたからだろ」と被害者が批判されることがよくあります。

 

でも日本で性犯罪者にききとり調査した統計があります。それによると加害者がターゲットを選んだ理由の8割近くは、相手が「チクらなさそうだったから」だそうです。服装や外見で選んだ犯人は一握り。

チクらなさそうというのはおとなしそうというのもありますが、職場などで上下関係でパワハラできる、取引先や就職活動側と採用側など力関係がある、相手が幼児や子供。または中高年などもあります。中高年は警察に行っても「あんたの歳で襲われるわけないだろ」と相手にされないこともあるので。でも実際は中年の性暴力被害者は少なくないし、高齢者が性暴力にあって死亡した事件もあります。幼児や子供の性暴力被害が多いのはごぞんじのとおりです。

 

 

またレイプ被害者が着ていた服のファッションショーや展示が欧州でありましたが、まったく「そそる服」や露出度の高い服じゃなかったです。普通にトレーナーとジーンズとか、仕事着とか。結局は性犯罪常習犯がターゲットに目をつけたなら服や外見なんて関係ないんでしょう。

この動画の30秒目から見て下さい。これがレイプ被害者が被害を受けた時に着ていた服の複製のファッションショーです。

 

 

もちろん露出してる服を着てた人もいるでしょう。でも露出した服や派手な服だからと触っていいわけではないです。たとえビーチでビキニや男性のブーメラン水着着てたからと触ってもいいですか? ダメですよね。

 

日本は特に、性暴力の被害者をバッシングして黙らせる異様な国と世界で去年驚きを持って報道されました。それについては私も去年ブログで書きました。

 

DVなどの暴力被害者、そしてレイプなどの性暴力被害者は「おまえにも非があった」「おまえが悪い」と言われ、自分にも落ち度があったんだろうかと凹んでしまう。そして沈黙して気持ちを押し殺してしまう。抑圧で被害者を沈黙させてしまうのです。

けど暴力は暴力をふるった加害者が悪いのであって、被害者が悪いわけではない。暴力を正当化するべきではない。暴力は加害者が悪いのです。

だからこの歌詞でも悪いのは、レイプにあった被害者ではないし、被害にあったときの場所とか、その時に着ていた服装のせいじゃない。悪いのはレイプ犯だ、と言ってるわけです。

 

 

そして次に、警察、裁判官、国家、大統領、とお上を批判する歌詞がでてきます。

男尊女卑の国では、政府も行政も司法も警察もみんな男達が権力をふりかざして抑圧してくると。

 

 

日本に生まれたらそれは感じると思います。

日本では政府の政策には男女差別がかなりあるし、女性を国の為に子供を産めという大臣の発言もありました。輪姦されたのに不起訴ということがここ数年何度かありました。性犯罪や暴力殺人事件の刑罰も驚くほど軽い事が多いです。警察はいまだに性犯罪被害者に対してひどいことを言ったり、被害者を長時間取り調べして責めたり被害届を出さないように言ったりするし。DVで命の危険を感じて警察に電話しても「痴話げんかでしょ」という警官はいます。

この状態ははっきりいって大半のラテンアメリカの国の人が驚く状況です。昨日もラテンアメリカ人に日本の実情の話をしたら驚愕してました。

 

日本は世界の男女の格差(ジェンダーギャップ)ランキングで121位ですし。

https://www.bbc.com/japanese/50819696

 

去年よりランキングが日本は落ちました。

 

ちなみにラテンアメリカのランキングですが、

5位 ニカラグア 5位

13位 コスタリカ 

22位 コロンビア

25位 メキシコ

 

これでわかると思いますが、ラテンアメリカで一番男尊女卑がひどいメキシコが25位なんですよ。で日本は121位。平均寿命の長さや識字率も入ってるので、寿命や識字率がなかったら日本は何位なんだろう。

 

 

歌詞の解説の続きです。

 

「抑圧する国家は、男尊女卑のレイプ犯と同じだ」。

「Macho violador」のマッチョは、日本では筋肉隆々の男性をマッチョというけどそういう「男らしい」って感じのイメージ。マッチョはマチスモ(男尊女卑)の関連の言葉で、男尊女卑で強い男や強い力をふりかざしてくる男です。violadorはレイプ犯。マッチョなレイプ犯。つまり男尊女卑で男の権力で相手を力でねじふせるレイプ犯、という意味。

 

さっき歌詞で警察や司法や国や大統領を批判してましたが、男尊女卑で強権の抑圧する国家も、男尊女卑で力で女性を暴行するレイプ犯も同じだということです。どっちも力でねじふせる。マチスモで抑圧する国でで、男尊女卑の社会、その両方で生まれた女性はどちらからも抑圧されて苦労する。

 

 

その次の、無垢な少女よ静かにお眠りというパートは、女の子達に静かに安心してお眠りといってます。

多分いま自分達ががんばってこんな世の中をかえればそういう男尊女卑が解消されて、次の世代の子達が襲われることなく安心して眠れる社会がくるんじゃないかという希望じゃないかと私は思います。

 

そして最後にまた

 

El violador eres tu  レイプ犯はおまえだ

と4回も繰り返します。

 

「TU」(おまえ)の時にまっすぐ相手を指さして。

 

スペイン語だとリズムがあって迫力があるでしょう?

 

 

これが歌詞とその歌詞の私の解釈です。

ラテンアメリカ人の女友達に私の歌詞の解釈を話したら、それであってると言われたので大丈夫かと。

 

 

世界中で大ブームに

 

で、これが世界に拡散されて各国でされてるパフォーマンスのニュース。 フランスやドイツやアメリカや中近東など各国で。各国語で歌われています。BBCなので日本語の字幕がついてます。私の和訳とは違いますが。このムーブメントの解説もBBCがしてるので見て下さい。

 

 

 

フランス語バージョンやドイツ語バージョンや英語バージョンも見たけど、ちょっとフランス語バージョンはスペイン語バージョンより内容もきついし言葉もきついような気がする。オリジナルはスペイン語なので、もともとの意味はスペイン語の方ですね。

 

でも日本ではまだなんですよね…。

日本でこのパフォーマンスをした方がいるのですが、スペイン語だったので「スペイン語分からない人には意味が伝わらない」という批判が出ていました。でも日本でやったのはその方達だけだと思うのでよかったと思います。それを実行した方は次は日本語の歌詞でパフォーマンスをするそうです。日本語でうまく歌詞をつけれたらいいんじゃないかと思いますよ。

 

 

時代の転換期

 

私も日本人女性として日本に生まれて、特に就職活動始まってからは男女差別感じる事が多かったし、社会に出たらもっとひどかったし、女性だからという理由で嫌な思いはたくさんしてきたので。ひとごとじゃないです。

 

「おい、男は全員レイプ犯だと言うのか?」「痴漢に冤罪だってあるぞ」という批判が来る前に言わせてください。上の歌詞の解釈を見てもらえばわかると思いますが、そんな意味の歌詞ではないですよね。

 

男性にもいろんな人がいます。男尊女卑で女性差別やセクハラする人もいれば、性犯罪者もいる。でもその一方で女性差別しないしセクハラもしないし女性に優しいし性犯罪を憎んでる男性もたくさんいます。女性と一緒に女性の人権を守るデモに参加する男性だって世界中で増えています。

 

しかも性犯罪の被害者は女性だけではないです。男性やLGBTの人達だって被害者は結構います。私が海外の某国にいた時は、日本人男性が公衆トイレなどで知らない男性からレイプされた事件が数回おきました。

職場のパワハラで上の男性から痴漢されたり、性暴行されたり未遂だた人もいます。男児だとさらに被害者は多くなります。しかも日本では2年前の法改正までは性犯罪の法律で、レイプに男性は対象に入ってなかったです。今も男性の被害者の方が声をあげにくいし理解されないことが多い。だからきっと被害者は辛い思いをしているでしょう。

 

どの性別の人権も守られなきゃいけない。でも日本は性犯罪の法律は日露戦争の頃にできたんですよ。それを2年前にほんのちょっとだけ改正したので、110年ぶりに日本が性犯罪の法律を改正した、と世界で衝撃ニュースになりました。でもいまだに日本の性犯罪の法律が時代錯誤でやばいと批判されています。日本に旅行したり在住する外国人も被害にあってるので。こんな古い法律では抑止力になりません。

 

 

ラテンアメリカに私が10年前に行った時は、まだ男尊女卑だなと思いました。例えば家庭では夫(父親)の権力が強いところがあったし。

でも数年前からラテンアメリカは急激に変わりました。女性が大規模な抗議デモをするようになり、マチスタはもうやめろ、女性への暴力や殺人やめろとか、平等を求めています。そのおかげで法律が改正されたり政府や市が「暴力はやめよう」と啓蒙CMしたり、ホットラインやサポートセンター作ったり急速に変わってますよ。

 

今年はメキシコで警官が未成年に性暴行した事件があったんですが、そしたらメキシコシティで大規模デモがあり、デモ隊の一部がメキシコシティの名所のアンヘル像などに紫のペインティングをしたり大騒ぎになりました。紫はフェミニストのシンボルカラーです。ちなみに暴力事件おこした人は男性であり、デモ隊ではなく騒ぎに乗じて暴動おこしただけの人です。

 

女性の抗議デモはほんとに大規模化していて、コロンビアでもアルゼンチンでもチリでもメキシコでもあちこちで行われてますね。アルゼンチンもすごかったです。

 

そういう意味では日本はラテンアメリカにここ何年かで随分遅れをとったなと思います。声をあげた女性もいるけどバッシングされて、他の女性がひるむこともあるし。現在のラテンアメリカと比べるとこのポイントでは本当に日本は遅れた国になっちゃいましたね。

 

 

この今回のパフォーマンスの参加者の中心が若い女性ですよね。最近の女性の大規模抗議デモの中心は若い女性です。もちろん上の世代もいるけど、若い世代が中心。

けどこのムーブメントを応援してる人達には若い男性達もいます。

またこのパフォーマンス発祥のチリでは政府への激しい抗議デモがおきています。コロンビアでもおきています。今まで積もり積もった政府や権力者への怒りが鬱積していて、国民が政策を変えろ、国民の事を考える政治をしろと政府や大統領に怒ってるんです。その怒りの中には女性差別や女性へのバイオレンスへの怒りも含まれています。そのデモの中心も若者。ラテンアメリカではデモの先頭はたいてい学生です。

 

世界中でも気象変動による環境破壊への大規模抗議デモがおきてるけど、それも若者が大半。そしてその中心人物は10代です。

 

日本も世代間の価値観や考え方が随分へだたりができていて。特にバブル期までの中高年と若者世代はかなり考えも違います。女性差別やセクハラするのは中高年に多い。若者は少ないですよね。

女性は中高年の方がひどい女性差別やセクハラや性暴力や暴力被害を受けていた。でも当時はセクハラや女性差別が「普通」だったので、声をあげられない状況だった。今になってやっと声をあげる人が増えてきて、自分の過去の大変を告白したり、他の女性の為に声をあげたり立ち上がる人もでてきました。

若い世代は女性だけではなくて男性達も、もう古い世代の時代錯誤的なことにはうんざりだ、抑圧する社会なんていやだ、自分達の未来を考えてほしい、と声をあげてるんだと思います。

世代や性別に関係なく、手をとりあってみんなで自由で多様で楽しく生きられる社会になればいいですね。今はその転換期にいるんだなと感じます。

ほんとに今みんなが声をあげて、もう次の世代にこういう負の遺産は残さないようにしたいですね。

 

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